イエメンで流行しているコレラで数週間で209人が死亡し、さらに感染が疑われるケースが1万7200例 ユニセフの報告

国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は17日、内戦状態にあるイエメンで流行しているコレラにより、ここ数週間で209人が死亡し、さらに感染が疑われるケースが1万7200例に上っていると発表した。

 ユニセフのイエメン支部によると、コレラに関連した死者の数は「驚異的に増加」しているという。また同支部の報道官はAFPに対し、コレラとみられる新たな発症例が1日3000件のペースで報告されていると明らかにした。

 一方で、赤十字国際委員会(ICRC)は15日、先月27日以降に184人が死亡し、コレラが疑われる症状の発症例が同国全土で1万1000件に上っていると発表している。

 イランが後押しするイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」が支配する首都サヌア(Sanaa)の当局は今週、ここ1年で2度目となるコレラの流行を受け、非常事態宣言を発令した。

 コレラは高い伝染性を持つ細菌感染症で、汚染された食物や水を介して感染する。イエメンではフーシ派とサウジアラビアが支援する政府側との戦闘の激化により、ここ2年で機能している医療機関が半分以下となり、各病院は殺到する患者の対応に苦慮しているという。

★イエメン共和国(イエメンきょうわこく、アラビア語: الجمهورية اليمنية‎)、通称イエメンは、中東のアラビア半島にある共和制国家である。

人口
総計(2008年)23,580,000人(51位)
人口密度 38人/km2


★コレラ(Cholera、虎列剌)は、コレラ菌(Vibrio cholerae)を病原体とする経口感染症の一つ。日本では「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(感染症新法)の指定感染症である(2006年(平成18年)12月8日公布の「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律等の一部を改正する法律」により二類感染症から三類感染症に変更[1])。日本ではコレラ菌のうちO1、O139血清型を原因とするものを行政的にコレラとして扱う。

症状
潜伏期間は5日以内。普通は2~3日だが、早ければ数時間である。症状が非常に軽く、1日数回の下痢で数日で回復する場合もあるが、通常、突然腹がごろごろ鳴り、水のような下痢が1日20~30回も起こる。下痢便には塩分が混じる。また、「米のとぎ汁」のような白い便を排泄することもある。腹痛・発熱はなく、むしろ低体温となり、34度台にも下がる。急速に脱水症状が進み、血行障害、血圧低下、頻脈、筋肉の痙攣、虚脱を起こし、死亡する。極度の脱水によって皮膚は乾燥、しわが寄り「洗濯婦の手(指先のしわ)」、「コレラ顔貌」と呼ばれる特有の老人様の顔になる。
治療を行わなかった場合の死亡率はアジア型では75~80パーセントに及ぶが、エルトール型では10パーセント以下である。胃切除がある場合は胃酸による殺菌効果が無いため菌が小腸に達しやすく危険である。現在は適切な対処を行なえば死亡率は1~2パーセントである。

この記事へのコメント