仏「BMIが18.5未満の痩せ過ぎモデル禁止」法制化


痩せ過ぎのモデルや、体形を極端に細く修正したモデルの画像が、ファッションの中心地フランスで近く過去のものになる。若い世代を拒食症の危険から守るための規制が法制化されたためだ。

 2017年5月6日に施行された新たな法律は、仏国内で活動するモデルに対し、体格指数(BMI、身長と体重から算出される肥満度を測るための指標)が基準値未満ではなく、全体的に健康であることを証明する医師の診断書の提出を義務付けている。10月には、モデルの身体またはその一部に修正を施した画像はその旨を記した注意書を必須とする2番目の法律も施行される。

 保健省はこうした法制化の目的は、痩せ過ぎのリスクに特にさらされているモデルたちの健康を守ることのみならず、「達成できない美の観念の奨励を阻止し、若い世代の拒食症を防ぐ」狙いもあると説明した。

 医師の診断書は2年間有効で、BMIの一般的な平均値(18.5~24.9)を踏まえ、BMIが18.5未満のモデルは痩せ過ぎで健康問題を抱えやすいと規定される。また、基準を下回るモデルを雇用するなど、この法律に違反したモデル事務所などの雇用者には、最高で禁錮6か月または7万5000ユーロ(約930万円)の罰金を科せられる可能性がある。

 拒食症などの摂食障害は15~24歳の年齢層において、交通事故に続いて2番目に多い死因。痩せ過ぎモデル、過度に痩せたモデルの起用を制限する法律は、スペイン、イタリア、ベルギー、チリ、イスラエルなど複数の国で既に成立し、実施されている。

アナ・カロリナ・レストンというモデルが拒食症のために亡くなったということがありました。

◆フランス国民議会は2015年4月3日、痩せすぎのファッションモデルの活動を禁止し、そのようなモデルを雇用した業者に最大7万5000ユーロ(約980万円)の罰金や最大6カ月の禁固刑を科す法案を可決した。ロイターなどが報じた。

フランス国内に約4万人の患者がいる「拒食症」を防ぐのが狙い。モデルには肥満度を示す指数「BMI」が、18以上であることが求められる。拒食症の容認も違法となり、商業目的で体の印象を変えるような修正を加えた画像は、その旨を注記することが義務付けられた。

時事ドットコムによると法案推進派の議員は「スリムなモデルに憧れるあまり、多くの女性が拒食症に陥っている」と問題視しており、規制を設けて改善を促すのが狙いだという。ファッション業界からは、「ほかの国のモデルとの競争に負ける」と反発の声が上がっているという。



★アナ・カロリナ・レストン・マカン(Ana Carolina Reston Macan, 1985年6月4日 - 2006年11月15日)は、1990年代から2000年代に掛けて活動した、ブラジルサンパウロ州ジュンジャイ(Jundiaí)出身のファッションモデルである。アナ・カロリナ・レストンは21歳で2006年11月に食欲不振のため死亡したブラジル人モデル。

アナ・カロリナ・レストン Ana Carolina Reston
生誕 1985年6月4日サンパウロ州ジュンディアイ
死没 2006年11月15日(満21歳没)
国籍 ブラジル
職業 ファッションモデル
身長 174 cm (5 ft 9 in)
体重 40 kg (88 lb)(死亡時)

アナ・カロリナ・レストンはダイエットの為にレストンはトマトとリンゴしか食べていなかった。彼女のいとこ・ダニグリマルディによると、彼女は摂食障害で、嘔吐して更に下剤を飲んでいたという。

2006年10月25日、腎臓の疾患によりサンパウロ市内の病院(Servidor Publico Hospital)に入院。懸命の治療を続けていたが、感染症を併発して容体はさらに悪化し、2006年11月15日に21歳の若さで死去。神経性無食欲症(拒食症)による栄養失調が原因で174cmの身長に対し、死亡時の体重は40kg、肥満度を示すBMIの数値は僅か13.4しかなかった。

波紋
レストンの死は西洋諸地域における『痩せ過ぎモデル』についての論争を過熱化させる結果となった。これを直接の原因として、スペインとイタリアの政府はBMIが18に満たないモデルのファッションショーへの出場を公式に禁止。 米国、フランスおよびイギリスにあっては、規制ではなく啓蒙という形でこの問題に取り組んでゆくとの発表が行われた。

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